毎日の家事をラクにする、新築で考えたい間取りの工夫
はじめに|「洗濯がしやすい家」は、暮らしやすい家

毎日必ず発生する家事のひとつが「洗濯」。
洗濯機に入れて終わり…ではなく、洗って、干して、取り込んで、たたんで、しまう。
この一連の動作は、思った以上に時間と手間がかかりますよね。
しかも洗濯物は、家族の人数が多いほどどんどん増えていきます。
子育て中や共働き家庭では、1日に何度も洗濯機をまわすというご家庭も珍しくありません。
だからこそ、新築を建てるときに考えておきたいのが「洗濯動線」です。
洗濯の流れをスムーズにする間取りにするだけで、
毎日の負担がぐっと減り、暮らしの快適さが大きく変わります。
この記事では、「洗濯動線って何?」「どう間取りに反映すればいい?」といった基本から、
今人気のランドリールーム、ファミリークローゼットの活用方法、失敗例などを交えてご紹介します。
「洗濯動線」とは?

まずは、洗濯に必要な動作を整理してみよう
「洗濯動線」とは、洗濯に関わるすべての作業と移動の流れのことです。
例えば以下のような流れが一般的です。
この6ステップを家の中で行うとき、動線が複雑だと毎日がかなり大変になります。
たとえば…
- 洗面室は1階、物干しは2階のベランダ
- 洗濯物をリビングでたたんで、そのまま山積み
- 家族それぞれの部屋に服を運ぶのが面倒
- 干す場所が少なくて、室内が洗濯物だらけに…
そんな経験、ありませんか?
洗濯動線を見直すだけで、この「ちょっとしたストレス」が解消されるのです。
よくある「洗濯動線の後悔」3選

① 洗濯機から物干し場までが遠すぎた!
「洗濯機が1階、干す場所は2階。階段を行ったり来たりが大変で、結局乾燥機ばかり使っています…」
新築後に一番多く聞くのがこのケース。
洗濯物は濡れていて重いため、移動距離が長いと負担が倍増します。
② 室内干しスペースがない…
「雨の日や夜間、室内に干したいけど、干す場所が決まっていなくて毎回悩む…」
共働きの家庭やアレルギー対策が必要な方にとって、室内干しは必須。
でも間取りに干すスペースがないと、リビングや寝室に洗濯物が侵入してしまいがちです。
③ たたむ場所としまう場所が遠い
「たたんだ洗濯物を家族それぞれの部屋まで運ぶのが地味に面倒。つい後回しにしてしまう…」
洗濯は「洗って干す」だけでは完結しません。
「しまう」までをスムーズにできるかが、家事ラクのポイントになります。
洗濯動線を整えるメリットとは?

洗濯動線が良い家は、以下のようなメリットがあります。
- 毎日の洗濯時間が短縮される
- 無駄な動きが減るから疲れにくい
- リビングが散らからない
- 家族みんなが片づけやすくなる
- 洗濯が「苦手」から「苦じゃない」に変わる
つまり、洗濯動線を整えることは、暮らし全体の快適さを底上げすることにもつながるのです。
これから建てるなら取り入れたい!洗濯動線の間取りアイデア

① 脱衣室+ランドリールームを隣接
洗濯機のある脱衣室と、干すスペース(ランドリールーム)を並べると、
「洗う→干す」の流れが超スムーズに。
家の中を移動することなく、その場で完結できます。
さらにランドリールームには、
- 室内干し用のバー(ホスクリーンなど)
- サーキュレーターや換気扇
- 作業カウンター
などを備えれば、雨の日も安心です。
② ファミリークローゼットを近くに設ける
洗濯後の「たたむ・しまう」が楽になる人気アイデアが、ランドリールーム+ファミクロの連携。
乾いた洗濯物をたたんで、そのまま1歩で収納完了!
ハンガーにかけたまま収納できる設計にしておけば、「たたむ」という動作すら省ける場合も。
家族分の衣類を1か所に集約することで、
「誰の服をどこに持っていくか」と悩む必要もなくなります。
③ 干す→アイロンがけ→収納が1室で完結!
ランドリールーム内にカウンターを設置すれば、
干した服をその場でアイロンがけして、そのままクローゼットに収納できます。
1つの部屋で家事がすべて完結するので、
- 衣類の移動が不要
- リビングに物があふれない
- 家族の誰でも家事に参加しやすい
という効果も。
室内干しのコツ&工夫

花粉・黄砂・PM2.5などの影響や、共働きの生活スタイルにより、
「室内干しが基本」というご家庭も増えています。
そこで重要になるのが、「干す環境」。
- 風通しのよい窓辺
- 天井付け物干しバー
- 換気扇・除湿機の併用
- 夜間でも干せる照明計画
など、最初から「室内干しありき」で設計することがポイントです。
最近では「サンルーム」を併設して、天候に左右されずに干せる家も増えています。
実例紹介|洗濯動線がよくなった!こんな暮らしに変わりました
Before:洗濯のたびに1階と2階を往復、たたんだ洗濯物がリビングに山積み…
After:洗って・干して・しまうが1部屋で完了。リビングもスッキリ!
「ランドリールームにファミクロをつけてもらったら、
洗濯物がリビングにたまらなくなりました!
ハンガーで干して、乾いたらそのまま収納できるのが本当に便利です」
こういった声は非常に多く、
洗濯動線にこだわることで家全体の暮らしやすさが格段に上がることが実感できます。
よくある質問Q&A

Q. ランドリールームにはどのくらいの広さが必要?
→ 最低でも2帖、ゆとりを持たせるなら3~4帖が理想です。
Q. ランドリールームとファミクロは繋げた方がいい?
→ はい。動線が短くなり、片づけの手間が激減します。
Q. 家族の服を全部ファミクロにまとめるのって不便じゃない?
→ 逆に「家族全員で使える共有収納」は、効率がよく、衣類管理も楽になります。
Q. 室内干しだけでちゃんと乾く?
→ 換気扇・除湿機・サーキュレーターを併用すれば問題なし。
特にガス乾燥機は強力で人気です。
まとめ|洗濯動線を整えれば、毎日がもっとラクになる!

家事をスムーズにこなすには、「間取りの工夫」が必要です。
とくに毎日必ず発生する洗濯は、動線次第で生活のしやすさがまるで違ってきます。
- 洗ってすぐ干せる
- 干したものをその場で収納できる
- 室内干しも快適にできる
- 家族みんなが片づけやすい
そんな「洗濯しやすい家」は、家族みんなが心地よく暮らせる家でもあります。
これから家づくりを考える方は、ぜひ洗濯動線にも目を向けてみてください。
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洗濯動線・収納・室内干し・ランドリールームなど、日常のストレスを減らす間取りの工夫を、ぜひ一緒にカタチにしていきましょう。
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