パントリーの奥行き「30cm」or「45cm」どっちが正解？福山市の家づくりで失敗しない棚の深さと神収納術

2025年12月23日

福山市でマイホームを計画中の皆さん、こんにちは！
キッチン計画で避けて通れないのが「パントリー（食品庫）」ですよね。
「収納はたくさん欲しいけど、失敗したくない…」そう思っている方も多いはず。
特に、パントリーの棚の奥行きって、本当に悩みどころ。
「深い方がたくさん入る気がするけど、奥のものが迷子になりそう…」

💡 結論から言います！

理想は、用途に合わせて棚の奥行きを使い分ける「ハイブリッド設計」です。

パントリーの奥行きは、ズバリ「30cm〜45cm」の範囲で、何を収納するかによって場所ごとに変えるのが、ストレスなく使える一番の秘訣です！
「とりあえず全部45cmに！」は危険サイン🚨。

奥に眠っている”化石”化ストックを生み出す原因になります。
理想は、用途に合わせて棚の奥行きを使い分ける「ハイブリッド設計」です。

1. 導入：なぜパントリーの奥行きで失敗する人が多いの？

共働きで忙しい皆さんにとって、パントリーは食料品や日用品をまとめてストックできる「家庭のコンビニ」のような存在。
でも、奥行き選びを間違えると、便利なはずのパントリーが一転、「開かずの扉」になってしまいます。

失敗しないための「合言葉」はこれ！

「深くしすぎると、奥のモノは、もはや他人！」

深い棚（例：60cm以上）は、手前の物をどかさないと奥の物が取れません。
こうなると、奥の物から手付かずになり、気づいたときには賞味期限切れ…なんてことに。

奥行き	結論として、どう使うのがおすすめ？
30cm	「細かいストック品の管理」優先！一目で在庫チェックしたい場所に最適。
45cm	「収納力」優先！かさばる調理家電や、取っ手付きケースでまとめたい場所に最適。

2. 徹底比較！30cmと45cmの「使い心地」と「収納アイデア」

「結局、うちにはどっちがいいの？」という疑問にお答えするため、それぞれの奥行きが持つ特性と、それを最大限に活かす収納術を具体的に見てみましょう。

スクロールできます

奥行き	🚀 メリット	😥 デメリット	🎯 神収納術
約30cm	* 奥のモノが一目瞭然！探す時間ゼロ。 * 通路が広く使えるので、パントリー内での移動も楽。 * 軽いモノの収納にぴったり。	* 炊飯器やホットプレートなど、大きな家電は置けない。 * 2Lのペットボトルは横置きになります。	* ファイルボックスを縦に使って、レトルトや乾物を「立てる収納」にする。 * ストックは手前から奥へ一列に並べる。
約45cm	* 一般的な収納ケースがキレイに収まる！ * お米や飲料ケースなど、かさばる重いモノも安定して置ける。 * 防災グッズをまとめて収納するのに最適。	* 力を入れないと奥まで手が届きにくい。 * 油断すると奥が「魔窟」になりがち。	* 取っ手付きの収納ボックスを必ず使う（引き出しやすい）。 * 2軍のストック（使用頻度の低いもの）を下段奥に配置する。

2-1. 30cm棚に収まる！具体的な食品・アイテム例

30cm棚の最大の強みは「管理のしやすさ」です。何をどれだけストックしているかが一目でわかります。

レトルト・缶詰：2列に並べてストックしても、奥まで手が届きやすい。
調味料ボトル：醤油やみりんなどのボトルが無理なく収まり、取り出しやすい。
パスタ・乾物：ファイルボックスに立てて収納すれば、上部にデッドスペースが生まれません。
お菓子・パン粉類：箱や袋のまま置いても、奥に溜め込むことなく使い切れます。

2-2. 45cm棚を活かす！収納ケースの具体的な活用術

45cm棚は、収納ボックスをフル活用するのが鉄則です。
特に、市販の優秀な収納アイテムのサイズに合致しているため、収納力がアップします。

ニトリの「Nインボックス」やアイリスオーヤマの「インナーボックス」：これらは奥行きが38〜40cm程度のものが多く、45cm棚なら手前に少し余裕ができ、引き出しやすくなります。
無印良品のポリプロピレンケース：奥行き44cmのタイプを選べば、棚にジャストフィットし、見た目もすっきりします。
重いモノの定位置：米びつやウォーターサーバーの予備ボトル、一升瓶などの重くてかさばるものは、45cm棚の下段に。キャスター付き台に乗せるとさらに出し入れが楽になります。

2-3. 究極の収納術：可動棚とゾーニングの活用

どのような奥行きを選ぶにしても、パントリーの使い勝手を向上させるには、次の2つのポイントが不可欠です。

1.可動棚の採用: 収納物の高さに合わせて棚板の高さを変えられるため、空間の無駄を最小限に抑えられます。背の高いボトルや、収納ボックスの高さに合わせて柔軟に対応できるため、収納効率が格段に向上します。
2.3つのゾーニング収納: 棚を上段、中段、下段の3つのゾーンに分け、物の「使用頻度」と「重さ」で収納場所を決めると、動線がスムーズになります。

スクロールできます

ゾーン	特徴	収納する物（例）
上段 (目線より上)	使用頻度が低い・軽い物	インスタント食品、ラップのストック、お菓子、使い捨て食器、滅多に使わない重箱など。
中段 (ゴールデンゾーン)	使用頻度が高い・軽量〜中量	調味料ストック、お茶やコーヒー、乾物、毎日使うカトラリーや弁当箱など。
下段 (腰より下)	使用頻度が低い〜中程度・重い物	お米、2Lペットボトル、缶ビール、防災グッズ、重たい大型調理家電、野菜ストッカー。

3. 具体的な数値でチェック！「快適なパントリー」を作るヒント

奥行き以外にも、パントリーを「使いやすい」と感じるために必要な具体的な数値をご紹介します。

☑通路幅（ウォークイン/ウォークスルー）

少なくとも60cm以上を確保。人がスムーズに出入りしたり、収納ボックスを抱えて向きを変えたりするには、80cm程度あると非常に快適です。

☑棚板の間隔

一般的な食品ストックや収納ボックスに合わせて35cm〜45cm程度の間隔を設けるのが標準です。ただし、可動棚であれば収納物に合わせて柔軟に調整できます。

☑広さの目安

単なる収納（壁面収納）: 奥行き30〜45cmで、幅90cm〜180cm程度。
ウォークイン/ウォークスルー（4人家族）： 1畳〜2畳程度が目安。まとめ買いが多い家庭や、他の家事用品も収納したい場合は2畳以上を検討しましょう。

4. 専門家の意見/自社の見解：福山での実例と家事動線

福山市の地域特性やお客様のライフスタイルを踏まえると、パントリーの設計には「家事動線」と「湿気対策」が欠かせません。

「私たちのこれまでの施工事例では、パントリーを設置したお客様は、家事の時短効果を強く感じていらっしゃいます。特に、キッチンからパントリーを通り、そのまま勝手口へと抜けられる動線は、ゴミ出しや段ボール整理がスムーズになると大好評です。」

4-1. 福山市の子育て世帯に人気の動線設計

福山市で注文住宅を建てる子育て世帯に人気なのは、以下の動線です。

「玄関→パントリー→キッチン」の直行動線（ウォークスルー）: 買い物から帰宅した際、重い荷物（お米、飲料など）をすぐにパントリーへ収納できるため、運ぶ手間が最小限で済みます。
パントリー内に作業カウンターを設置: 奥行き60cm程度の棚を一つ設け、一時的な「作業台」として利用する設計です。
購入した食品を置く、子どものおやつを準備する、レシピ本を広げるなど、キッチンが散らからない工夫として有効です。

4-2. 福山ならではの注意点：湿気対策と建築コスト

夏の湿気対策は重要です。食品をカビや劣化から守るために、以下の工夫を検討しましょう。

換気対策： パントリー内に小さな窓や換気扇を設けることで、湿気やにおいがこもるのを防げます。もし窓が無理なら、通気性の良いルーバー扉を採用するだけでも効果的です。
コストの視点： 奥行きを30cmと45cmで使い分ける場合、棚板のサイズが変わり、材料費や施工費に若干影響が出る可能性があります。しかし、その使いやすさによる家事ストレスの軽減と食品ロスを防ぐ経済効果を考えると、初期投資以上の価値があると感じる方がほとんどです。