健康と断熱性能は、関係が深いってご存じですか??
断熱性能とは、住宅の機能性の一つです。
断熱性能が高いほど、住宅内の熱(暖かさ又は涼しさ)が外へと逃げにくく、一年を通じて快適に過ごせます。
スリーピースホームの家づくりにおいて、家全体の断熱性を高めることは、暮らしの健康面でも重要であると考えています。
しかし、実際のところ人の健康と家の断熱性能の関係がどれほどのものなのかご存じの方は少ないのではないでしょうか?
そこで、まずは健康リスクと家の中の温度差という視点から、その関係性を紐解いてみたいと思います。
家の断熱性を高めることで健康リスクが下がります。
冬場、暖房が効いたリビングは暖かいのにトイレや浴室は寒いというのは戸建て住宅ではあたり前の様に思われていますが、これは危険な健康リスクです近年ではヒートショックとして注目されています。
ヒートショックは温度差による血圧変動です。
家全体の断熱性を高めることで部屋間の温度差は少なくなり、そんな健康リスクを解消することができます。
家の断熱性を高めることは、健康リスクを軽減する上で重要な要素です。
家の断熱性を高めることが健康に与える影響についていくつか説明します。
温度の調整
断熱性能の高い家は、外気温から室内の温度を効果的に遮断します。
これにより、冬場は暖房を効率的に利用し、夏場は冷房を効果的に利用することができます。
適切な室温の維持は、住民の健康に直接的な影響を与えます。
過度な寒さや暑さから身を守ることで、体温の維持やストレスの軽減が促され、体調不良や風邪のリスクが減少します。
湿度の管理
適切な断熱性能を持つ家は、外気の湿度変化から室内を遮断します。
これにより、湿度の上昇や下降が抑制され、快適な湿度レベルを維持することができます。
湿度が高すぎるとカビやダニの繁殖を招き、アレルギー症状や呼吸器疾患のリスクを高めることがあります。
一方、湿度が低すぎると乾燥した環境が肌や粘膜を乾燥させ、
不快感や感染症のリスクを増加させる可能性があります。
断熱性能の高い家は、適切な湿度制御を可能にし健康的な室内環境を提供します。
室内空気の品質
断熱性能の高い家では、室内の換気を効果的に行うことが重要です。
十分な換気がない場合、室内には汚染物質や湿気がたまり、
健康リスクが増加する可能性があります。
適切な換気は、新鮮な空気の供給と室内の汚染物質や湿気の排出を促し、
室内空気の品質を向上させます。
これにより、アレルギー症状の軽減や有害物質の除去が期待できます。
断熱性能の高い家は、快適な室温の維持、適切な湿度制御、効果的な換気を通じて、住民の健康リスクを軽減します。
快適な環境で過ごすことで、ストレスや体調不良のリスクが減少し、健康的な生活を送ることができます。