ズバリ! 後悔しないのは「生ゴミの動線」と「ニオイ対策」で決めること!
新しいお家でキッチンを考えるとき、誰もが悩むのが「ゴミ箱、どこに置こう?」問題です。生活感を隠したいけど、料理中にサッと捨てられないとストレスが溜まりますよね。
結論からお話しすると、普段の料理でどこにゴミが一番多く出るか、そしてニオイをどう防ぐかを考えると、答えが見えてきます。
一番ゴミが出るのは、野菜の皮をむいたり、水切りをしたりするシンク周りです。だからこそ、調理中の動きを考えると、シンク下に専用スペースを作るのが実は一番便利なんです。
| 置く場所 | 一番うれしいメリット | ちょっと困るデメリット |
| シンクの下 | 料理中の動作がスムーズ! 生ゴミの水が床に垂れない最短ルート。 | 湿気とニオイがこもりやすいので対策が必要。大きなゴミ箱は置けないかも。 |
| カップボードの下 | たくさん分別できる大容量のゴミ箱が置ける。見た目もスッキリ! | シンクから遠いので、生ゴミを捨てる時に水が垂れてしまう心配がある。 |
この二つの場所を比較しながら、あなたのキッチンにピッタリのゴミ箱置き場を見つけていきましょう!
1. シンク下にゴミ箱を置くメリット・デメリット

シンクの下は、まさしく「キッチンの一等地」です。料理効率を上げるならここが最強です。
嬉しいメリット(時短と見た目の両立)
- 動線が神レベルで短い野菜を洗って、皮をむいて、そのまま下のゴミ箱へ。移動距離ゼロです。これだけで、料理中のプチストレスが本当に減ります。生ゴミを持ってキッチンをウロウロする必要がないから、床に水が垂れる心配もありません。
- 来客時も安心の「隠す収納」キッチンカウンターの内側、シンクの扉の中に隠れるので、リビングやダイニングからは全く見えません。来客があっても、生活感ゼロでキッチンをキレイに保てます。
- キッチン通路が広くなるゴミ箱を床に置かない分、キッチンとカップボードの間の通路が広々使えます。家族と二人でキッチンに立ってもぶつかりにくく、移動がスムーズです。
ちょっと注意したいデメリット
- ニオイと湿気との戦い給排水管があるシンク下は、もともと湿気がたまりやすい場所です。密閉された場所に生ゴミを置くことになるので、ニオイ対策は必須です。フタがしっかり閉まるゴミ箱を選び、こまめに捨てる工夫が必要です。
- 容量に限界があるシンク下は、配管スペースがあるため、使える奥行きや幅が限られます。特に45リットルやそれ以上の大容量のゴミ箱を複数台置くのは難しいことが多いです。ボウルやザルの収納と場所を取り合うことになるので、どちらを優先するか設計段階で決める必要があります。
2. カップボード下にゴミ箱を置くメリット・デメリット

カップボード(背面収納)の下にゴミ箱を収めるのは、一番ポピュラーな方法です。
嬉しいメリット(収納力とスッキリ感)
- 分別がラクラク!大容量が魅力カップボードは横幅が広いため、燃えるゴミ、プラスチック、缶、ビン、ペットボトルなど、福山市の細かい分別ルールにも対応できる、大きなゴミ箱をズラッと並べられます。家族が多いご家庭や、ゴミ出しの回数が少ないご家庭には最適です。
- 完全に隠せて見た目スッキリ引き出し式やワゴン式の専用スペースに収納すれば、ゴミ箱自体が視界に入りません。この「隠す」効果は絶大で、おしゃれなキッチンを目指すなら外せないポイントです。
- 湿気やニオイがこもりにくいシンク下とは違い水回りから離れているため、比較的湿度が低く、ニオイがこもりにくい環境です。
ちょっと注意したいデメリット
- 調理中に移動が必要シンクで出た生ゴミを捨てるために、必ず振り返って数歩移動しなければなりません。この「一歩」が、毎日積み重なると意外と手間に感じられます。
- 水垂れにご用心生ゴミを手に持って移動する際に、水気がポタポタと床に垂れてしまうリスクがあります。特に小さなお子さんがいるご家庭では、衛生面でも頻繁に床を拭く手間が増えます。
- ゴミ箱のサイズに制約がある既製品のカップボードは、ゴミ箱のスペースの高さや奥行きが決まっています。市販のゴミ箱のフタを開けたら、上の棚板にぶつかって全開できない!という失敗例がとても多いので、事前にフタの開閉タイプまで確認しましょう。
3. 経験者が語る!後悔を招くゴミ箱配置の失敗例

実際に新築した方が「失敗した!」と感じた、具体的な事例を3つご紹介します。
失敗例1:床置きで通路が塞がれた
- 内容: ゴミ箱を隠す場所がなく、キッチンの通路にむき出しで置いてしまった。
- 結果: 料理中、ゴミ箱が邪魔で引き出しが開けにくくなったり、家族が後ろを通るたびにぶつかったりして、常に通路が狭く感じてストレスになった。
失敗例2:引き出しにフタが引っかかる
- 内容: カップボードのゴミ箱スペースに、フタが真上に大きく開くタイプのゴミ箱を入れ込んだ。
- 結果: ゴミを捨てるたびに、フタが上の棚板にガツンとぶつかり、全開できず、ゴミが捨てにくい上に棚板に傷がついてしまった。
失敗例3:大容量すぎてニオイが充満
- 内容: 燃えるゴミを溜め込むために、シンク下に45リットルのゴミ箱を設置した。
- 結果: 確かに容量はあったが、生ゴミが溜まるのが原因で、引き出しを開けるたびに強烈なニオイがキッチン中に広がり、結局小さなフタ付きのゴミ箱に買い替えることになった。
これらの失敗からわかるのは、「容量」よりも「動線」と「開閉方法」が日々の快適さを左右するということです。
4. ベストな配置は「ハイブリッド」で決まり!

結局のところ、どちらか一方にこだわるより、両方のいいとこ取りをするのが最も賢い方法です。
おすすめの「分散配置」
- 【シンク下】→ 生ゴミ・調理中の燃えるゴミ動線重視で、最も頻繁に出るゴミだけをここに置きます。ニオイ対策として、フタが密閉できる小さめのゴミ箱を選びましょう。
- 【カップボード下】→ 資源ゴミ・かさばる燃えるゴミ容量重視で、使用頻度は低いけどかさばるゴミ(ペットボトルやプラゴミ、段ボールなど)をこちらにまとめて分別します。
さらに快適にする裏ワザと福山市での工夫
- フタは片手で開けられるタイプに: 調理中は両手がふさがっていることが多いため、プッシュオープン式やペダル式など、手が汚れていても使えるフタを選ぶとストレスフリーです。
- シンク下に換気扇を連動させる: もし可能なら、シンク下のキャビネット内に強制換気用の小さなファンを設けることで、ニオイ問題を大幅に解決できます。
- ディスポーザーの検討: 予算に余裕があれば、シンクで生ゴミを粉砕し、そのまま流せるディスポーザーの導入も検討してみましょう。生ゴミ問題が一気に解決します。
- 勝手口の活用: 福山市の一戸建てでは、キッチン横に勝手口を設けるケースが多いです。一時的にニオイの強い生ゴミを外の密閉容器に保管できる勝手口は、特に夏のニオイ対策に非常に有効です。
まとめ:あなたのキッチンに合ったゴミ箱配置を見つけよう

キッチンのゴミ箱置き場は、あなたの「ゴミの量」と「美観へのこだわり」で答えが変わります。
- 「とにかく料理中の手間を減らしたい!」 → シンク下をメインに使うべし。
- 「分別が多くて、見た目も絶対にスッキリさせたい!」 → カップボード下をフル活用すべし。
この配置は、一度決めたらなかなか変えられません。
設計段階で、使うゴミ箱の具体的なサイズを測り、設計士さんに伝えておくことが、後悔しない家づくりの最大の秘訣です。








