1. 家づくりの「基本サイズ」モジュールを知って後悔しない間取りへ
新しい家づくりを考えている中で、「モジュール」という言葉を聞かれたことはありますか?
モジュールとは、簡単に言えば、「家を設計するときの基本となる統一された寸法」のこと。
例えるなら、大工さんが使う「共通の物差し」です。この基本サイズを先に決めておくことで、柱と柱の間隔や、部屋の広さ、廊下の幅などがスムーズに、そして間違いなく決まっていきます。
このモジュールには主に2種類あり、どちらを選ぶかによって、あなたの家の広さ、住み心地、そして一番重要なコストが大きく変わります。
特に、福山市内の限られた土地や予算の中で、最高の住み心地を実現するためには、この「モジュール選び」が成功の鍵を握ります。
この記事では、日本の伝統と合理性が詰まった「尺モジュール」を基本に、このモジュールがあなたの家づくりにどう影響するのかを、徹底的に分かりやすく解説します。
2. 二つの「物差し」を比べてみよう!尺モジュール vs メーターモジュール
現在、日本の注文住宅で主に使われているモジュールは、「尺(しゃく)モジュール」と「m(メートル/メーター)モジュール」の2種類です。
| 項目 | 尺モジュール | メーターモジュール |
| 基本寸法(1マス) | 910mm(約91cm) | 1000mm(1m) |
| ルーツ | 日本の伝統的な建築(畳を基準) | 欧米の単位に近い、近年の基準 |
| 広さの感覚 | 畳や和室の家具に合う、効率的な広さ。 | 廊下や水回りにゆとりが生まれやすい。 |
| 建築費用 | 建築面積が小さくなる傾向があり、コストを抑えやすい。 | 面積が約1.2倍大きくなり、建築費用は高め。 |
| 和室との相性 | ◎(畳や襖が規格サイズで安価に収まる) | △(畳などが特注サイズになり、割高になることが多い) |
| 建材の流通 | ◎(ほとんどの建材がこの規格に合わせて作られている) | △(建材が限られ、特注や加工の手間が増えやすい) |
尺モジュールとは?
日本の家づくりで古くから使われてきた、畳(たたみ)のサイズを基準にした方法です。
1マスが910mm角で、日本の伝統的な建材や家具がこのサイズに合うように作られています。
メーターモジュールとは?
国際的な単位である1メートル(1000mm)を基本とした方法です。
尺モジュールよりも1マスあたり90mm広くなりますが、その分建築費用が高くなりやすいというデメリットがあります。

3. 広さだけでなく費用も変わる!モジュールが家計に与える影響
モジュールの違いは、単に部屋の広さだけの問題ではありません。それはそのまま建築面積と建築費用に直結します。
① 広さの違いがそのままコストに
同じ「3マス×4マス」という間取りで部屋を作った場合、メーターモジュールの方が約1.2倍の広さになります。
- 尺モジュール(6畳): 2,730㎜×3,640㎜
- メーターモジュール(約7.2畳): 3,000㎜×4,000㎜
【費用の違い】
この約1.2倍の広さの違いは、家全体に影響します。延床面積(家の総面積)が大きくなればなるほど、木材、壁材、屋根材、基礎工事、そして人件費といった建築資材やコストが約1.2倍程度高くなります。
福山市で予算内で質の高い家を建てたい場合、尺モジュールを選ぶことは、無駄な広さにコストをかけない、非常に賢明な選択と言えます。
② 建材・部材コストの違い
尺モジュールは、日本の建築業界で長年標準とされてきたため、流通しているほとんどの建材や設備がこのサイズに合わせて作られています。
メーターモジュールを採用すると、畳や収納内部の部材などが規格外のサイズになることが多く、特注扱いとなり、通常価格より10%~20%割高になるケースが少なくありません。
【具体的な数字】
例えば、メーターモジュールの家に和室を作る場合、畳も特注サイズになり、その後のメンテナンス費用や交換費用も割高になる可能性があります。
尺モジュールなら、将来的な交換やリフォームもスムーズで安価に抑えられます。

4. 福山の土地でこそ活きる!尺モジュールが叶える「効率的で快適な暮らし」
福山市で数多くの注文住宅を手掛けてきたスリーピースホームでは、日本の風土と暮らしに最適な尺モジュール(910mmを基本とする設計)を採用しています。
1. 建築コストを抑え、本当に必要な部分にこだわる
当社の尺モジュール設計は、「広ければ良い」という考えではなく、「ムダな空間を削ぎ落とし、その分の予算を快適さに投資する」という考えに基づいています。
- 予算の有効活用: メーターモジュールで約1.2倍高くなるコストを、高性能な断熱材や耐震等級の強化、またはこだわりのキッチンといった、日々の満足度に直結する設備・性能に振り分けることができます。
- 福山の土地を有効活用: 敷地面積が限られた福山市内の土地でも、尺モジュールは建築面積を効率的に抑え、駐車場や庭など、外部空間の確保にも有利に働きます。
2. 緻密な設計で心地よい動線を実現
「尺モジュールは狭いのでは?」という心配をされる方もいますが、それは誤解です。尺モジュールは日本の家づくりで長年培われてきた寸法であり、限られた空間の中でも緻密な設計と無駄のない動線計画によって、心地よさと開放感を両立させることができます。
動線の工夫: 当社では、お客様の生活動線を細かく分析し、「ここに910mmのゆとりがあれば十分」という最適な設計をご提案。例えば、廊下や階段は、日本の平均的な体格や生活習慣を考慮すれば、尺モジュールでも十分な機能性を備えています。

5. ムダなく、賢く、快適に。尺モジュールの家を体感しに来ませんか?
家づくりにおけるモジュール選びは、コストと快適性のバランスを見極める、最も重要な最初の判断です。
- メーターモジュールは、広々とした空間を実現しますが、その代償として建築費用が高くなり、建材の選択肢が限られるというデメリットがあります。
- 尺モジュールは、コスト効率、建材の流通性、日本の生活との相性に優れ、予算内で最大限の快適さを実現する「賢い基準」です。
当社のモデルハウスは、この尺モジュールで緻密に設計された、使い勝手の良さと無駄のない心地よさを実感できる空間です。
文章や図面だけでは伝わらない、尺モジュールならではの「無駄のない心地よい空間」を、ぜひ一度ご体感ください。
実際に歩き、触れることで、「この効率的なサイズが心地よい」「この広さで十分快適だ」と納得していただけるはずです。








