福山市で注文住宅を検討中の皆さま、こんにちは。スリーピースホームです。
家づくりを始めると、間取りやキッチンと同じくらい悩むのが「設備」の選択です。
その中でも、暮らしの快適さを劇的に左右するのが「窓(サッシ)」選び。
住宅会社から「標準はアルミ樹脂複合サッシです」と言われたり、「これからはオール樹脂サッシが当たり前です」と聞いたりして、「結局、福山の気候ならどっちが正解なの?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。
今回は、専門用語を極力使わずに、それぞれのメリット・デメリット、そして福山市での家づくりにおける最適な選び方をプロの視点で徹底解説します。
1. そもそも「サッシ」とは?なぜそんなに重要なの?

「サッシ」とは、窓ガラスを支えている「枠」の部分のことです。
実は、冬に暖房を効かせても部屋が寒い、あるいは夏に冷房が効きにくい最大の原因は、壁や床ではなく「窓」にあります。
家全体の熱の出入りを調べると、冬は約6割の熱が逃げ、夏は約7割の熱が窓から入ってくると言われています。
つまり、窓の性能を上げることは、快適な暮らしへの近道であり、電気代を抑えるための最大の節約術でもあるのです。
2. 「アルミ樹脂複合サッシ」の特徴と選ばれる理由

まずは、日本の新築住宅で現在最も普及している「アルミ樹脂複合サッシ」について見ていきましょう。
アルミ樹脂複合サッシの仕組み
外側(家の外に面する部分)には、雨風や紫外線に強い「アルミ」を使用し、内側(部屋に面する部分)には、熱を伝えにくい「樹脂(プラスチック)」を使用したハイブリッドな構造です。
メリット:コストとデザインのバランス
- 価格がリーズナブル: オール樹脂サッシに比べて安価なため、建築費用を抑えられます。
- 耐久性が高い: 外側が金属(アルミ)なので、強い日差しや台風などの厳しい環境でも劣化しにくいのが特徴です。
- スリムなデザイン: アルミは強度が強いため、枠を細く作ることができます。視界が広がり、スッキリした見た目の窓になります。
デメリット:断熱性と結露のリスク
- 断熱性は「中程度」: 外側のアルミが外気の冷たさを拾ってしまうため、オール樹脂に比べると熱を通しやすくなります。
- 結露の可能性: 真冬に外気温がぐんと下がると、樹脂部分ではなく、アルミと樹脂の境目やガラスの縁に結露が発生することがあります。
3. 「オール樹脂サッシ」の特徴と驚きの性能

次に、高性能住宅で選ばれる「オール樹脂サッシ」について解説します。
オール樹脂サッシの仕組み
その名の通り、枠のすべてが「樹脂」で作られています。
樹脂の熱の伝えにくさは、なんとアルミの約1,000分の1。
フライパンの持ち手が熱くならないのと同じ原理で、外の冷気を家の中に伝えません。
メリット:圧倒的な快適さと健康
- 魔法瓶のような保温力: 一度温めた部屋の温度が逃げにくいため、冬の朝起きた時の「ヒヤッ」とした感覚が激減します。
- 結露掃除からの解放: 枠自体が冷たくならないため、カビの原因となる結露がほとんど発生しません。毎朝の窓拭きの手間がなくなるのは大きなメリットです。
- 健康被害を防ぐ: 部屋ごとの温度差が少なくなるため、高齢者の方に多い「ヒートショック」のリスクを下げることができます。
デメリット:価格と厚み
- 導入コストが高い: アルミ樹脂複合サッシに比べ、家全体で数十万円の追加費用がかかるのが一般的です。
- 枠が太くなりやすい: 樹脂はアルミほどの強度が無いため、構造上どうしても枠が太くなりがちです。
4. 福山市の気候で「アルミ樹脂複合」は十分なのか?
ここが皆さんが一番気になるポイントですよね。結論からお伝えします。
「十分」といえるケース
広島県福山市は、比較的温暖な瀬戸内海式気候です。 「昔のアルミサッシ(単板ガラス)」に比べれば、現在の「アルミ樹脂複合サッシ+遮熱複層ガラス」の性能は非常に進化しています。
- 予算を他の設備(キッチンや太陽光など)に優先したい
- 今の賃貸住宅より格段に暖かくなれば満足 という方にとっては、アルミ樹脂複合サッシでも十分な満足度を得られるでしょう。
「オール樹脂」を選んだほうが良いケース
一方で、福山市でも冬場は氷点下になる日があります。
- 「共働きで忙しいから、結露掃除は1秒もしたくない」
- 「冷え性なので、冬でも家中裸足で過ごしたい」
- 「30年後の光熱費高騰を見越して、今のうちに投資しておきたい」 という方は、迷わずオール樹脂サッシ(または特に冷える北側の部屋だけでも樹脂にする)をおすすめします。
5. 後悔しないための「窓選び」3つのチェックポイント

サッシの素材以外にも、実は重要なポイントが3つあります。
- 「ガラス」の種類を確認: サッシが良くても、ガラスが1枚(シングル)では意味がありません。必ず「ペアガラス(複層ガラス)」、できれば「Low-E(ロウイー)ガラス」という熱を遮る加工がされたものを選びましょう。
- 「空気層」の中身: ガラスとガラスの間には空気層がありますが、ここに「アルゴンガス」が入っているものを選ぶと、さらに断熱性がアップします。
- 「スペーサー」の素材: ガラスを支える部材(スペーサー)がアルミ製だとそこから結露します。ここも「樹脂スペーサー」にできるか確認しましょう。
6. まとめ:スリーピースホームが大切にしていること

窓選びに「これさえ選べば絶対正解」というものはありません。
大切なのは、お客様がその家で「どんな暮らしをしたいか」と「ご予算」のバランスです。
スリーピースホームでは、「アルミ樹脂複合サッシ」をベースにしながらも、より高い快適性を求める方には「オール樹脂サッシ」へのグレードアップを柔軟にご提案しています。
「福山のこの土地なら、どっちが良いかな?」
「予算内で一番暖かい家にするにはどうすればいい?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちの見学会や相談会へお越しください。
カタログの数値だけでは分からない、実際の窓の触り心地や、空気感の違いを丁寧にお伝えさせていただきます。








