<相続税の節税対策>相続税の課税対象財産と非課税財産を把握しよう!

相続税は故人の財産のすべてに税金がかかってくるわけではありません。

今回は相続税がかかる財産とかからない財産を簡単にお伝えしたいと思います。

実際の財産の評価や税額の計算は非情に複雑なものとなってきますので、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

相続税のかかる財産

①本来の相続財産

  1. 不動産: 家、土地など。
  2. 預貯金: 銀行口座にある現金、定期預金など。
  3. 株式: 国内外の株式。
  4. 自動車、船舶、航空機: 登録が必要な乗り物。
  5. ゴルフ会員権、時計、宝石などの貴重品: 高価な個人所有物。
  6. 保険金: 被相続人が死亡時に受け取る保険金。
  7. 事業の資産: 会社の株式や営業権など。
  8. 著作権、特許権などの知的財産権: 有価な権利。
  9. 外国にある資産: 海外の不動産や口座にある金額など。
  10. その他金銭に見積もることができる経済的価値  など

②みなし相続財産

  1. 生命保険金(非課税枠あり。下記の☆相続税のかからない財産☆参照)
  2. 死亡退職金(同上)

③贈与財産

  1. 相続開始前3年以内の贈与財産
  2. 相続時精算課税適用の贈与財産

相続税のかからない財産

  1. 墓所、位牌、仏壇、仏像など
  2. 小規模宅地等の特例の適用を受けた宅地
  3. 公的年金や遺族年金
  4. 一定の条件を満たす家屋の特例
  5. 公益事業を目的とする人が受け継いだ公益事業用の財産
  6. 生命保険金、死亡退職金の非課税枠(500万円×法定相続人の数)
  7. 相続税の申告期限までに国や地方公共団体等に寄附した財産
  8. 心身障碍者共済制度に基づく給付金の受給権

なかなか一人だけでは解決が難しいのが相続税の問題です。いくつかあげてみましたが、専門的な用語が多くなるので分かりにくいこともあるかと思います。相続財産の評価や税額の計算は複雑なため、具体的な計算には専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。また、相続税法は変更されることがあるので、最新の情報を確認することも大切です。

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