住宅の建て替えで気をつけたい5つの落とし穴とは?

「今の家も古くなったし、そろそろ建て替えようかな…」
そう思って進めようとしたら、まさかの展開!

「え?この土地、家建てられないんですか!?」
「建て替え不可って…どういうこと!?」

そんな声を、実は私たちも何度も聞いてきました。
そこで今回は、家を建て替える前に必ずチェックしておきたいポイント5つを、2025年の最新事情をふまえて分かりやすく解説します!

■ よくある勘違い「今建ってるんだから、また建てられるでしょ?」

実はこの考え、危険です!

昔はOKだった土地でも、法律の改正や都市計画の変更によって「建て替えNG」になってしまうケースがあるのです。
特に注意したいのが、以下のようなケース。

  • 市街化調整区域に入っていた
  • 接道の条件を満たしていない
  • 再建築不可物件だった

知らずに解体してしまうと、「もう家を建てられない土地」になってしまうこともあるので要注意です。

■ 要注意1:接道義務を満たしている?

建て替えで最も重要なのが、「接道義務(せつどうぎむ)」です。

建築基準法では、幅4m以上の道路に2m以上接していない土地には、原則として建物を建てられません。

つまり、

  • 細い路地に面した土地
  • 私道にしか接していない土地
  • 道路に接していない“旗竿地”の竿部分が2m未満

などは、建て替えNGとなる可能性があるのです。

※例外的に認められるケースもありますが、許可申請などの手続きが必要になります。

■ 要注意2:市街化調整区域になっていない?

土地の場所によっては、「市街化調整区域」に指定されている場合があります。
このエリアでは、原則として新たな建物の建築が制限されており、建て替えも自由にできないことがあります。

ポイントは、

  • 現状の建物が「既存不適格建築物」かどうか
  • 再建築の許可が下りるかどうか

自治体によってルールが異なるため、必ず市役所で確認を!

■ 要注意3:セットバックが必要になる?

2025年現在でも多いのが「セットバックが必要な土地」です。

セットバックとは、道路の幅が基準に満たない場合、敷地の一部を道路として後退(提供)すること。

たとえば、前面道路が3.6mしかない場合、自宅側を20cm後退させる必要がある…というケースも。

つまり、建て替え後は「以前よりも小さな家しか建てられない」可能性があるのです。

■ 要注意4:法改正の影響は受けていない?

建築に関わる法律や規制は、年々変わっています。

たとえば…

  • 耐震基準の改正(※旧耐震基準の家は注意)
  • 地域ごとの建ぺい率・容積率の変更
  • 景観条例や高さ制限の追加

こうした「今は新しくなっているルール」が、古い家が建っていた時代とは違うことも珍しくありません。

「昔建てられたから大丈夫」ではなく、今のルールでもう一度建てられるかを確認することが必要です。

■ 要注意5:土地に境界トラブルがないか?

意外と見落とされがちなのが、「境界」の問題。

長年住んでいると、境界杭(かいき:土地の境目を示すもの)が失われていたり、お隣との土地の境界があいまいになっているケースがあります。

建て替えのときに敷地を測量したら、「思ったより狭かった!」「お隣の塀が少し越境していた!」なんてトラブルも。

建て替え前には、土地の境界確認・測量をしっかりしておきましょう。

■ 建て替えにまつわるその他の注意点

ここまで5つの大きな注意点をご紹介しましたが、他にも気をつけたいことがあります。

▽ 仮住まいの手配

建て替え中は今の家に住めないため、一時的に仮住まいが必要になります。
物件探し・引越し・費用の見積もりも早めに準備を。

▽ 解体費用の確認

古い家の解体には、思った以上にお金がかかることも
特に、アスベストの有無や、狭い道での作業などによって費用が上がることがあります。

▽ ライフラインの整備

水道・ガス・電気などのインフラも、老朽化している場合は新たに引き直す必要があるケースも。
これらも別途費用がかかる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

■ 建て替えを失敗しないためには「事前相談」がカギ!

建て替えを考えているなら、まずは信頼できる工務店や建築士に相談することが最重要です!

プロであれば、

  • 法的に建て替え可能かどうか
  • 新しい家のプランの提案
  • 解体・仮住まい・ローンの相談
  • 近隣とのトラブル予防まで

トータルでしっかりサポートしてくれます。

「まだ迷ってる段階だけど…」という方でも、早めにご相談いただくことで、安心して進めることができますよ。

■ まとめ

建て替えは、新しい暮らしへの大きな一歩。
でも、昔の常識で考えていると「えっ、建てられない!?」なんて事態にもなりかねません。

  • 接道義務
  • 用途地域
  • セットバック
  • 法改正の影響
  • 境界確認

この5つは最低限押さえておきましょう!

福山市で建て替えをご検討の方は、スリーピースホームへご相談ください!

スリーピースホームでは、福山市での建て替えサポートに多数の実績があります。
解体から仮住まい、最新の法規制への対応まで、まるごとお任せください。

「うちって建て替えできるのかな?」
「まず何から始めればいいの?」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談くださいね

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!