皆様こんにちは！！今回も相続のお話をさせて頂きます。
正確な相続手続きを行うためには、被相続人の財産を確定しなければなりません。具体的には、被相続人がどのような財産を保有していたか、不動産や金融資産などに関する資料を調べて財産目録を作ります。
例えば被相続人が土地や建物などの不動産を所有していた場合、どのような土地や建物を持っていたか、またその評価額はいくらなのかを調べなければなりません。
土地や建物などの評価額については、評価方法によって計算結果が異なることもあり、非常に複雑であることから、専門家の助けを借りたほうがよいケースが多いでしょう。また、納めるべき税額が生じた場合など、評価方法に加え、税制上の特例措置などの適用を検討する際など、専門家の助力を仰ぐのが適切です。
この財産調査には手間がかかる場合もありますが、これを怠ると、後から財産や債務の存在が発覚して、遺産分割協議をやり直すことになるなど、時間が余計にかかったり、相続人間で無用な争いが生じたりします。
相続税の申告は相続が発生してから１０か月以内に、税額が生じる場合には、同じく相続が発生してから１０か月以内に相続税を支払わなくてはいけません。
遺産分割協議、相続税の申告手続き以外にも、相続放棄などをする場合には、相続発生から３か月以内に家庭裁判所で手続きをしなくてはいけないので、相続財産の調査は、相続が発生したらなるべく早めに始めるべきでしょう。
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