福山市で土地探しをスタートした皆様。インターネットや不動産屋さんのチラシで気になる土地を見つけたとき、広さや価格の次に「必ずチェックしていただきたいもの」があります。
それが「ハザードマップ(災害予測地図)」です。
近年は全国的にゲリラ豪雨や台風の被害が増えており、福山市でも平成30年の西日本豪雨などで大きな被害がありました。そのため、「絶対に安全な場所で家を建てたい」とハザードマップの情報を気にされる方が非常に増えています。
しかし、いざ福山市のホームページからマップを開いてみると、「色がたくさんあって、どう見ればいいのか全然わからない…」と戸惑ってしまいますよね。
こんにちは!福山市でデザイン性と暮らしやすさにこだわった注文住宅を手がけている、スリーピースホームです。
今回は、土地探しで失敗しないために、ハザードマップで「まずここだけは絶対に見るべき!」という3つの項目の結論と、その正しい見方について、プロの目線から分かりやすく解説していきます!
1. 【結論】土地を買う前に必ず確認すべき3つの項目

ズバリ結論からお伝えします。専門的な用語がたくさん並ぶハザードマップですが、土地探しの段階で皆様が最初に確認すべきなのは、以下の3つだけです。
- 「洪水・内水氾濫」による浸水の深さ(水がどこまで来るか)
- 「土砂災害」の警戒区域に入っていないか(イエローか、レッドか)
- 「避難所」までのルートは安全か(逃げ道が塞がれないか)
この3つさえ押さえておけば、「その土地の本当の安全性」と「家を建てる際にかかるかもしれない追加コスト」をしっかりと見極めることができます。 それでは、それぞれの詳しい見方と注意点を見ていきましょう。
2. 確認①:「洪水・内水氾濫」による浸水の深さ
ハザードマップを見ると、川の周辺を中心に「薄い黄色」や「ピンク」「赤色」などで色が塗られています。
これは「大雨が降ったときに、どれくらいの深さまで水に浸かる危険があるか」を示しています。
【見方のポイント:浸水深(しんすいしん)】
マップの端にある凡例(色の説明)を見て、自分の検討している土地がどの色に当てはまるかを確認します。
- 0.5m未満(黄色など): 大人の膝くらいまでの深さ。家の「床下浸水」の危険があります。
- 0.5m〜3.0m未満(ピンクなど): 1階の床から天井近くまでの深さ。「床上浸水」の危険があり、家具や家電が大きな被害を受けます。
- 3.0m以上(赤色など): 2階まで水没してしまう、非常に危険なエリアです。
★要注意!「内水(ないすい)氾濫」も必ずチェック
福山市には芦田川をはじめとする大きな河川がありますが、川の堤防が決壊する「洪水」だけでなく、市街地の排水溝や下水道から水があふれる「内水氾濫」のマップも必ず確認してください。
川から遠く離れていても、土地が周囲より低い「すり鉢状」の場所だと、急なゲリラ豪雨で雨水の行き場がなくなり、道路や敷地が冠水してしまうリスクがあるためです。
3. 確認②:「土砂災害」の警戒区域に入っていないか
福山市は北部や西部に山や丘陵地が多いため、山の斜面や崖の近くで土地を探す場合は、水害よりも「土砂災害ハザードマップ」の確認が最優先になります。 ここには大きく分けて2種類の色(区域)があります。
【見方のポイント:イエローゾーンかレッドゾーンか】
- 土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン) 「土砂崩れの危険性がある場所」です。ここに家を建てること自体は可能ですが、大雨の際には早めの避難が必要になります。
- 土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン) 「建物に壊滅的な被害が生じ、命に関わる危険がある場所」です。 レッドゾーンの土地は、建築に厳格な制限がかかります。 家を建てる場合、国や県の厳しい許可が必要になり、土砂から家を守るための「分厚い鉄筋コンクリートの擁壁(ようへき)」を設計するなど、数百万円単位の莫大な追加工事費がかかることがほとんどです。予算の観点からも、レッドゾーンの土地はできる限り避けるのが無難です。
4. 確認③:「避難所」までのルートは安全か
「うちの土地はハザードマップで色がついていない(真っ白)だから、絶対に安全!」と安心するのはまだ早いです。意外と見落としがちなのが「避難経路」の安全性です。
【見方のポイント:逃げ道が水没しないか】
たとえ自宅の敷地が安全でも、指定されている避難所(近くの小学校や公民館など)に向かうまでの「メイン道路」が、低い場所にあって真っ赤に色が塗られていたらどうなるでしょうか?
いざ大雨が降って「避難しよう!」と思った時には、すでに道路が川のようになっており、家からは出られない「陸の孤島」になってしまう危険性があります。 土地の場所だけでなく、「大雨の日に、安全に避難所まで歩いて行けるルートが確保されているか」をセットで確認することが、ご家族の命を守る本当の防災に繋がります。
5. 【プロのアドバイス】色がついていたら、絶対にダメなの?

「希望の学区で、価格も広さも完璧な土地をやっと見つけた!でもハザードマップを見たら、薄い黄色(0.5m未満)がついていた…諦めるしかない?」 お打ち合わせの中で、そんな切実なご相談をよく受けます。
結論から言うと、色が少しでもついているからといって「絶対に家を建ててはいけない」というわけではありません。
例えば「浸水深0.5m」のエリアであれば、家の基礎(コンクリートの土台)を通常よりも数十センチ高く設計する「高基礎」にしたり、大切な設備(エコキュートや室外機など)を高い位置に設置するための架台を作ったりすることで、被害を最小限に食い止める「災害に強い家づくり」でカバーすることが十分に可能です。
ハザードマップは「千年に一度の想定し得る最大規模の大雨」といった、最悪の事態を想定して作られています。 「絶対に色がついていない場所」だけを探し求めると、いつまで経っても土地が見つからないという泥沼に陥ってしまいます。正しくリスクを知り、「そのリスクをカバーするための建築対策(と予算)」をセットで考えることが、賢い土地探しの秘訣です。
福山市で、安全で安心な土地探しをするならスリーピースホームへ
いかがでしたでしょうか。 「洪水(浸水の深さ)」「土砂災害(レッドかイエローか)」「避難経路」。 この3つのポイントを見極めるだけで、不動産屋さんから渡された図面やネットの土地情報を見る目が、グッとプロに近づいてくるはずです。
福山市のスリーピースホームでは、お客様から「この土地はどうですか?」とご相談いただいた際、ただ日当たりや広さを見るだけでなく、必ず私たちが最新のハザードマップを照らし合わせます。 そして、「この土地の災害リスクはこれくらいで、それをカバーするためには建築費がこれくらい余分にかかりますよ」というリアルな診断を正直にお伝えしています。
「今気になっている土地が安全か、プロの目で見てほしい」 「ハザードマップの見方を一緒に確認しながら、失敗しない土地探しを手伝ってほしい!」
そんなご要望があれば、ぜひお気軽にスリーピースホームのスタッフまでご相談ください。ご家族が何十年先も安心してぐっすり眠れる、安全で快適なマイホームづくりを、土地探しから全力でサポートいたします!









