住宅ローンを組む前に知っておきたい「固定金利と変動金利」|福山市で注文住宅を建てるなら

「そろそろ家を建てたい」と思ったとき、間取りや土地と同じくらい大切なのが住宅ローンです。

特に悩みやすいのが、

「固定金利と変動金利、どっちを選べばいいの?」

という問題。

変動金利は金利が低いイメージがある一方で、「将来、金利が上がったらどうしよう……」と不安になる方も少なくありません。

反対に固定金利なら安心そうですが、「最初から金利が高いのでは?」と気になるところです。

実は、固定金利と変動金利には、それぞれメリット・デメリットがあります。

大切なのは、どちらが得かだけで決めるのではなく、自分たちの家計やこれからの暮らしに合った住宅ローンを選ぶことです。

この記事では、福山市で新築・注文住宅を考えている方に向けて、固定金利と変動金利の違いをできるだけわかりやすく解説します。

そもそも「住宅ローンの金利」って何?

住宅ローンでは、銀行などから借りたお金(元金)に加えて、利息を支払います。

この利息を決める割合が「金利」です。

例えば、同じ3,500万円を借りたとしても、金利が違えば毎月の返済額や、最終的に支払う総額も変わってきます。

だからこそ、注文住宅を建てるときには、

「家がいくらで建つか」だけでなく、「いくら借りて、どんな金利で、何年かけて返すか」

まで考えておくことが大切です。

固定金利と変動金利の違い

住宅ローンの金利タイプは、大きく分けると次の2つです。

  • 固定金利
  • 変動金利

簡単にいうと、

固定金利=金利が変わりにくく、返済計画を立てやすい

変動金利=金利が変わる可能性がある代わりに、低い金利からスタートできる場合がある

という違いがあります。

ただし、固定金利にも「固定期間選択型」などさまざまな商品があり、変動金利についても金融機関によってルールが異なります。

そのため、「固定なら絶対安心」「変動なら絶対お得」と単純には考えないことが大切です。

固定金利とは?

固定金利とは、一定期間またはローンの全期間にわたって、金利を固定するタイプの住宅ローンです。

代表的なものとして、返済期間中の金利が変わらない「全期間固定金利」があります。

住宅金融支援機構の「フラット35」も全期間固定金利型の住宅ローンです。

固定金利のメリット

一番のメリットは、

将来の返済額をイメージしやすいこと。

借入時に返済計画を立てやすく、

「毎月これくらい返していけばいい」

と家計管理がしやすくなります。

将来的に金利が上昇したとしても、全期間固定型であれば、契約した金利が変わらないため、金利上昇による返済額への影響を受けにくいのが特徴です。

固定金利のデメリット

一方で、変動金利と比べて、借入時の金利が高く設定されていることがあります。

また、その後に市場金利が下がったとしても、固定金利では基本的にその恩恵を受けられません。

つまり、

「金利が上がるかもしれない」という不安を減らす代わりに、一定の金利を受け入れる

という考え方です。

変動金利とは?

変動金利は、その名前の通り、市場の金利などの影響を受けて適用金利が変動するタイプです。

一般的には固定金利よりも低い金利からスタートする商品が多いことが特徴です。

一方で、将来的に金利が上昇すれば、住宅ローンの負担が増える可能性があります。

国土交通省によると、2025年時点では日本の住宅ローン利用者の約8割が変動金利型を利用しています。政策金利の引き上げなどを背景に住宅ローン金利が上昇傾向にあることから、金利リスクを理解したうえで住宅ローンを選ぶことが重要になっています。

変動金利のメリット

大きなメリットは、

金利が低い時期には、毎月の返済額を抑えやすいこと。

例えば、同じ金額を借りる場合でも、金利が低ければその分、利息の負担を抑えられる可能性があります。

そのため、

「できるだけ毎月の住宅ローン返済額を抑えたい」

という方から選ばれることがあります。

変動金利のデメリット

最大の注意点は、

将来、金利が上昇する可能性があること。

金利が上がれば、ローンの利息負担が増える可能性があります。

ただし、「金利が上がったら翌月からいきなり返済額が大幅アップ」という仕組みとは限りません。

金融機関によっては、変動金利・元利均等返済の場合に「5年ルール」「125%ルール」が設けられているケースがあります。

ただし、すべての金融機関・すべての住宅ローンに適用されるわけではありません。

また、返済額の上昇が抑えられても、金利上昇による負担そのものがなくなるわけではありません。

「5年ルール」と「125%ルール」って?

変動金利について調べていると、

「5年ルール」

「125%ルール」

という言葉を目にすることがあります。

少し難しく感じますが、考え方はシンプルです。

5年ルール

変動金利が上昇しても、一定の条件のもとでは、毎月の返済額を5年間据え置く仕組みです。

ただし、返済額が変わらないからといって、金利上昇の影響がなくなるわけではありません。

返済額の中で、

元金に充てられる部分が減り、利息に充てられる部分が増える

ことがあります。

125%ルール

5年ごとの返済額見直し時に、金利上昇によって返済額が増える場合でも、前回の返済額の125%を超えないようにする仕組みです。

例えば、毎月10万円を返済していた場合、

次の返済額が12万5,000円を超えない

という考え方です。

ただし、こちらもすべての住宅ローンに共通するルールではありません。

実際に三菱UFJ銀行でも、5年ルール・125%ルールは「変動金利かつ元利均等返済」の場合に適用され、元金均等返済では適用されないと案内しています。

つまり、

「変動金利には5年ルールがあるから大丈夫」

と考えるのではなく、契約する住宅ローンの商品内容を確認することが大切です。

固定金利と変動金利、どっちがおすすめ?

ここが一番気になるところですよね。

結論からいうと、
「どちらが正解」というものではありません。
家族構成や収入、貯蓄、借入額、返済期間、今後のライフプランによって、向いている金利タイプは変わります。

例えば、

固定金利が向いている人

  • 毎月の返済額をできるだけ安定させたい
  • 金利上昇のリスクを避けたい
  • 将来の家計をわかりやすくしておきたい
  • 教育費など、今後大きな支出を予定している
  • 金利が上がったときの家計への影響が心配

このような方は、固定金利を検討するメリットがあります。

変動金利が向いている人

  • 金利の仕組みやリスクを理解している
  • 金利上昇時にも対応できる家計の余裕がある
  • 手元資金や貯蓄に余裕がある
  • 繰上返済なども含めて計画している
  • 毎月の返済額をできるだけ抑えたい

このような方は、変動金利を選択肢に入れやすいでしょう。

ただし、「今の金利が低いから」という理由だけで決めるのはおすすめできません。

「金利が低い=住宅ローンがお得」とは限らない

住宅ローンを比較するとき、つい金利だけを見てしまいがちです。

しかし、実際には金利以外にも、

  • 借入期間
  • 借入額
  • 手数料
  • 保証料
  • 団体信用生命保険の内容
  • 繰上返済手数料
  • 金利の見直しルール
  • 固定期間終了後の金利

など、確認しておきたいポイントがあります。

例えば、
「A銀行は金利が低いからA銀行にしよう」
と決める前に、

「その金利は何年間適用されるのか?」
「金利が上がった場合、返済額はどう変わるのか?」
「諸費用まで含めるとどうなのか?」

まで確認しておきましょう。

住宅ローンは「借りられる金額」ではなく「返せる金額」で考える

注文住宅を建てるときに、とても大切なのがこの考え方です。

銀行から「〇〇万円まで借りられます」と言われると、
「じゃあ、その金額で家を建てよう!」
と思ってしまうかもしれません。

でも、
借りられる金額=無理なく返せる金額
とは限りません。

家を建てた後には、住宅ローン以外にも、

  • 固定資産税
  • 火災保険・地震保険
  • メンテナンス費用
  • 車の維持費
  • 教育費
  • 食費
  • 光熱費
  • 将来のリフォーム費用

など、さまざまなお金が必要になります。

だからこそ、家づくりでは、
「いくら借りられるか」より「毎月いくらなら無理なく返せるか」
を基準に考えることが大切です。

金利だけでなく「家づくり全体の予算」を考えよう

注文住宅の場合、住宅ローンの対象になるのは建物だけとは限りません。

例えば、
土地+建物+付帯工事+外構+諸費用
など、家づくりにはさまざまな費用がかかります。

特に見落としやすいのが外構工事や各種諸費用です。

「建物の予算だけで住宅ローンを考えていたら、最後になって予算が足りなくなった……」
ということにならないよう、最初の段階で家づくりに必要なお金をまとめて考えることが大切です。

福山市で注文住宅を建てるなら「資金計画」を最初に

スリーピースホームでは、家づくりを考え始めたばかりの方にも、まず資金計画から考えていただくことをおすすめしています。

実際の家づくりでも、

①資金計画

②土地探し

③暮らし方・間取りを考える

④住宅ローンの申込み

⑤建築

というように、資金計画を最初の段階で考えていくことが重要です。

「どんな家に住みたいか」ももちろん大切。

でも、その前に、
「無理なく暮らし続けられる予算はいくらなのか?」
を知っておくことで、土地や建物にかけられる金額も見えてきます。

住宅ローンで迷ったら、こんなことを確認してみよう

最後に、住宅ローンを検討するときのチェックポイントをまとめます。

CHECK 01

今の収入だけでなく、将来の収入も考える

昇給だけでなく、転職・育休・独立など、収入が変わる可能性も考えておきましょう。

CHECK 02

子どもの教育費を考える

住宅ローンと教育費が同じ時期に大きくなる可能性があります。

CHECK 03

車の買い替えなども考える

福山市での暮らしでは、車にかかる費用も家計の大きな部分になります。

CHECK 04

金利が上がった場合もシミュレーションする

変動金利を選ぶ場合は、
「もし金利が上がったら?」
というケースも確認しておきましょう。

CHECK 05

住宅ローンの商品内容を確認する

金利だけではなく、手数料や団体信用生命保険、金利見直しのルールなどもチェックしましょう。

まとめ|固定か変動かより「自分たちに合っているか」が大切

固定金利と変動金利には、それぞれメリットとデメリットがあります。

固定金利変動金利
金利一定期間または全期間固定市場金利などに応じて変動
返済計画立てやすい金利変動を考慮する必要あり
金利上昇リスク小さいあり
金利低下の恩恵受けにくい受けやすい
向いている人安定を重視したい人金利変動に対応できる人

大切なのは、
「固定と変動、どっちが得?」
だけで考えないこと。

家族の収入や貯蓄、子どもの教育費、車の維持費、これからの暮らしまで含めて、
「この金額なら、無理なく家族で暮らしていける」
という住宅ローンを選ぶことが大切です。

住宅ローンは、家を建てるためだけのものではありません。
これから何十年も続く暮らしを支えるもの。
だからこそ、家づくりの最初にしっかり資金計画を立てておきましょう。

福山市で新築・注文住宅をお考えなら、まずは資金計画から

「家を建てたいけれど、いくらくらいの家なら無理なく買える?」
「住宅ローンはいくらまで借りていい?」
「固定金利と変動金利、我が家にはどちらが合っている?」

そんな疑問も、家づくりの早い段階で整理しておくことが大切です。

スリーピースホームでは、福山市を中心に、資金計画から土地探し、間取り・デザイン、建築まで、家づくりをトータルでサポートしています。

まだ具体的な間取りや土地が決まっていなくても大丈夫です。
「そろそろ家を建てたい」
そう思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
家を建てることだけでなく、その後の暮らしまで考えた家づくりを一緒に考えていきましょう。

よくある質問(FAQ)

固定金利と変動金利はどちらがおすすめですか?

一概にどちらがおすすめとは言えません。
金利上昇のリスクを抑えて返済額を安定させたい方には固定金利、金利の変動リスクを理解したうえで、現在の返済負担を抑えたい方には変動金利が選択肢になります。
大切なのは、現在の金利だけでなく、将来の家計も含めて判断することです。

変動金利は金利が上がるとすぐ返済額が増えますか?

必ずしもそうとは限りません。
住宅ローンの商品によっては「5年ルール」などが設けられている場合があります。
ただし、金融機関や返済方法によって取り扱いは異なるため、契約前に確認することが大切です。

5年ルールがあれば、金利上昇は心配しなくてもいい?

いいえ。
5年ルールが適用されても、金利上昇によって返済額の内訳が変わり、元金の減り方が遅くなる可能性があります。
また、5年ルール・125%ルールを採用していない住宅ローンもあるため、「変動金利なら必ず適用される」と考えないようにしましょう。

住宅ローンは何歳までに返済するのがいいですか?

返済期間は、年齢だけでなく、定年後の収入や老後資金、教育費なども含めて考えることが大切です。
「できるだけ短くすればいい」とも限りません。
毎月の返済額と将来の貯蓄とのバランスを考えて決めましょう。

住宅ローンは何歳までに返済するのがいいですか?

返済期間は、年齢だけでなく、定年後の収入や老後資金、教育費なども含めて考えることが大切です。
「できるだけ短くすればいい」とも限りません。
毎月の返済額と将来の貯蓄とのバランスを考えて決めましょう。

家を建てるなら、住宅ローンの相談はいつすればいい?

できれば、土地や間取りを決める前の家づくりの初期段階がおすすめです。
先に資金計画を立てておくことで、「土地にお金をかけすぎて建物の予算が足りない」といった事態を防ぎやすくなります。

参考:国土交通省・全国銀行協会・住宅金融支援機構などの公表情報をもとに作成しています。

※住宅ローンの金利や条件、5年ルール・125%ルールなどの取り扱いは金融機関・商品によって異なります。実際の借入れについては、各金融機関の商品内容をご確認ください。

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