「そろそろマイホームを建てようかな」と考え始めると、間取りやデザイン、立地など、色々なポイントが気になってきますよね。
でも、実は見落としがちなのが“空気環境”なんです。
特に春は花粉の季節。
せっかく建てたばかりの家なのに「春先から鼻がムズムズ…」「くしゃみが止まらない…」なんて状況は避けたいですよね。
そこで今回は、これから福山市で新築一戸建てを考えている方に向けて「花粉対策」と「室内空気環境を良くする方法」をわかりやすくお伝えします!
■ 新築住宅でも油断は禁物!花粉はどこから入る?

まず知っておきたいのは、新築の一戸建てであっても“花粉”は知らないうちに入ってくるということ。
- 窓の開け閉めによる換気
- 家族が外出先から帰宅時に衣類や髪の毛に付着して持ち帰る
- 洗濯物や布団を外干しして取り込む時
福山市の新築一戸建ては気密性が高く、昔の住宅よりは外の空気が入りにくくなっていますが、それでもこれらのシーンで花粉は室内に侵入してきます。
■ 家づくりの時点で考えたい「花粉に強い家」
マイホームづくりは、デザインや間取りだけでなく、暮らしやすさにも目を向けることが大切です。
新築だからこそ、以下のポイントを考えてみませんか?
◎ 1. 換気計画をしっかり考える
今の新築住宅には、24時間換気システムが標準でついていることがほとんど。
でも「どこに吸気口や排気口を設置するか」によって、室内の空気環境はぐっと変わります。
例えば、玄関まわりや花粉の影響を受けやすい位置に吸気口を設けると、花粉が入りやすくなることも。
設計段階で、花粉の侵入リスクを下げる換気計画を取り入れるのがオススメです。
◎ 2. 外構や玄関まわりにも工夫を
家の外構計画も大切です。
例えば、玄関ポーチの植栽に花粉を多く飛ばすスギやヒノキを避けることや、花粉をキャッチしにくい舗装材を選ぶなどの工夫で、家の中に持ち込む花粉量を減らせます。
さらに「玄関にコート掛け」や「外用のブラシスペース」を設けておくと、帰宅時に衣類についた花粉をサッと払いやすくなります。
■ 入居後にできる室内での花粉対策

◎ 1. 花粉が少ない時間帯に換気する
せっかくの新築住宅、空気はしっかり入れ替えたいですよね。
でも春は花粉が多い時期なので、換気のタイミングを工夫するのが大事です。
おすすめは「朝の早い時間帯」や「雨の日」。
この時間帯は花粉が飛びにくく、安心して窓を開けることができます。
◎ 2. 空気清浄機は「玄関」と「リビング」に
空気清浄機は、家族が最も長く過ごすリビングと、花粉の侵入経路になりやすい玄関近くに1台ずつ設置するのがベストです。
特に新築住宅は気密性が高いため、空気がこもりがち。空気清浄機のフィルターには「花粉やホコリをしっかりキャッチするタイプ(HEPAフィルター搭載)」を選ぶと安心です。
◎ 3. エアコンのお手入れは忘れずに
意外と見落とされやすいのが「エアコンのフィルター掃除」。
新築に住み始めると、エアコンも最初はピカピカ。
でも使っているうちに、フィルターにホコリや花粉がたまってしまいます。
これを放置すると、エアコンの風に乗って室内に再び花粉が舞ってしまうことも。
フィルターは月に1回程度の掃除がおすすめです。
掃除機で吸い取ったり、水洗いでキレイにするだけで効果が違いますよ。
■ 部屋干しでも快適に!春の洗濯物対策

春の花粉シーズンは、基本的に「室内干し」が安心です。
でも「部屋干しはニオイが気になる…」というお悩みも多いですよね。
そんな時は、サーキュレーターや除湿機を併用して、部屋干し空間の空気をしっかり動かすのがポイント。
乾燥時間が短縮され、イヤなニオイもグッと減ります。
新築の浴室に「浴室乾燥機」がついているなら、洗濯物は浴室内で乾かすのもおすすめです。
■ そもそも「24時間換気システム」とは?

2003年に建築基準法が改正され、新築住宅には「24時間換気システム」の設置が義務化されました。
これは、シックハウス症候群や湿気によるカビ・ダニの発生を防ぐために、家の中の空気を常に入れ替える仕組みです。
新築一戸建ての場合、特に気密性が高く、昔の家よりも外の空気が自然に入ってくる量が少ないため、こうしたシステムは現代の住まいに欠かせないものとなっています。
■ 24時間換気システムのメリット

◎ 1. 花粉・ホコリ・ハウスダストを抑制
24時間換気システムは、空気をゆるやかに循環させるため、室内のホコリや花粉、ハウスダストを効率よく排出してくれます。
換気口にはフィルターがついているため、外から侵入してくる花粉をある程度カットする効果も期待できます。
◎ 2. 結露やカビの防止
春は暖かくなる一方で、朝晩の寒暖差や梅雨時期の湿気によって結露が発生しやすい時期です。
結露はカビの原因になり、健康被害にもつながります。
24時間換気システムがあれば、常に湿気を外に逃がし、室内の空気を乾燥させすぎず、適度な湿度を保てます。
◎ 3. 室内の空気がきれいに保たれる
料理やタバコ、ペットのニオイなども、しっかりと外へ排出。
住み始めたばかりの新築住宅特有の“新築特有のにおい”も、早めに解消することができます。
■ 24時間換気システムのデメリット

◎ 1. フィルターのメンテナンスが必要
吸気口・排気口についているフィルターは、定期的に掃除や交換が必要です。
フィルターが目詰まりすると換気効果が下がり、花粉やホコリが溜まりやすくなってしまいます。
◎ 2. 冬は室温が下がることも
換気を行うため、冬場は外気の影響で室温が下がることがあります。
ただし、熱交換型の24時間換気システムを導入すれば、外気を室温に近づけて取り込めるため、冷えすぎを防ぐことも可能です。
◎ 3. 音が気になる場合も
機種によっては、換気システムのファン音が気になる場合も。
最近では静音設計の製品も増えているため、選ぶときは騒音レベルも確認するのが良いでしょう。
■ 新築時に知っておきたい「福山市の気候」と換気の相性
福山市は、年間を通じて比較的温暖で乾燥しやすい地域ですが、春は黄砂や花粉が多く飛散するエリアです。
24時間換気システムを上手に活用しつつ、空気清浄機や室内干しの工夫をすることで、1年を通して快適な空気環境を保つことができます。
■ 福山市で新築一戸建てを建てるなら「空気の質」も大切に
これから福山市で新築一戸建てを建てる方にとって、家づくりは“住み心地”も大切なポイントです。
花粉の時期は特に「空気環境」が家族の健康や毎日の快適さに直結します。
【まとめ】

- 設計段階から花粉を考えた換気・外構計画を立てる
- 室内での花粉対策(空気清浄機・エアコン掃除)を取り入れる
- 春の室内干しは“空気の流れ”を意識する
このような小さな工夫で、新築のマイホームが“もっと快適で健康的な空間”になりますよ。
スリーピースホームでは、福山市で「家族が笑顔で過ごせる新築一戸建て」のご提案をしています。
空気環境や暮らしの工夫も一緒に考えますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね!
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