家を建てるときに「この土地の前の道路は何なのか?」ということを気にしたことはありますか?
実は、道路にはさまざまな種類があり、それによって家を建てる際の条件や、将来の暮らしやすさが変わってきます。
この記事では、新築一戸建てを考えている方に向けて、道路の種類とその特徴について分かりやすく解説していきます。
1. 道路の種類とその特徴
日本の道路は、大きく分けて「公道」と「私道」に分けられます。
公道とは?

公道とは、国や都道府県、市区町村といった公的な機関が管理している道路のことです。
一般的に、国道・県道・市道などがあります。
- 国道:国が管理している道路で、広く整備されており交通量が多い。
- 県道:県が管理する道路で、国道ほどではないが主要な道路。
- 市道:市区町村が管理する道路で、住宅地によく見られる。
公道のメリットは、行政が管理しているため、道路の補修や除雪などが適切に行われる点です。
また、建築基準法の基準を満たしているため、家を建てる際に大きな問題が起こりにくいです。
私道とは?

私道とは、個人や企業が所有している道路のことを指します。
住宅街ではよく見られ、細い道路や行き止まりの道路に多いです。
私道には次のような種類があります。
- 個人所有の私道:特定の人が所有している道路。
- 共有私道:複数の住民が共有している道路。
- 位置指定道路:特定の条件を満たし、行政から認可を受けた私道。
私道のデメリットは、所有者が自分で管理しなければならず、補修や維持費がかかることです。
また、建築の際に制限がある場合もあるので、注意が必要です。
2. 建築に関わる道路の条件

家を建てる際には、「接道義務」という決まりがあります。
これは、建築基準法で定められたもので、基本的に「幅4m以上の道路に2m以上接している土地でないと家を建てられない」というルールです。
もし、購入予定の土地が幅4m未満の道路に接している場合、セットバック(敷地の一部を道路として提供すること)が必要になることがあります。
この点は土地を購入する前に必ず確認しておくべきポイントです。
3. 道路の種類が暮らしに与える影響
道路の種類によって、住みやすさや利便性が変わるため、家を建てる前にしっかりチェックしましょう。
交通量の違い
- 国道や県道に面した土地:
- 車の通行量が多いため、騒音や排気ガスの影響がある。
- 交通の便がよく、車移動がしやすい。
- 市道や私道に面した土地:
- 静かで落ち着いた環境が多い。
- 道幅が狭いと駐車やすれ違いが不便になる。
将来の資産価値への影響
一般的に、公道に接している土地のほうが資産価値が安定しやすいと言われています。
私道の場合、将来的にトラブルが発生する可能性があるため、事前に権利関係をしっかり確認しておくことが重要です。
4. まとめ

道路の種類には公道と私道があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
新築を考えている方は、土地の前の道路がどの種類なのかをよく確認し、将来の暮らしやすさを考えた上で購入することが大切です。
土地選びの際には、幅員(道の広さ)や管理状況もチェックし、安全で快適な住環境を確保しましょう。
福山市で新築一戸建てを検討している方は、道路の種類についてもしっかり確認し、理想のマイホームを実現してください!
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