「いってきます」と家族を送り出し、「ただいま」と帰ってくる場所。そして、大切なお客様を一番にお迎えする「お家の顔」でもあるのが玄関です。
いつもスッキリと綺麗な玄関にしておきたいと頭では分かっていても、気づけば脱ぎっぱなしの靴が散乱し、傘や子どものおもちゃ、段ボールなどが隅に山積みになってしまう……。そんなお悩みを抱えていませんか?
こんにちは!福山市でデザイン性と暮らしやすさにこだわった注文住宅を手がけている、スリーピースホームです。
実は、玄関が散らかってしまうのには「住む人の性格がズボラだから」という理由だけでなく、もっと根本的な「間取りや収納の作りに原因がある」ことがほとんどなのです。
今回は、数多くの家づくりをお手伝いしてきたプロの目線から、「玄関が散らかる家に潜む3つの共通点」と、注文住宅だからこそできる「いつでも片付く玄関づくりのコツ」を詳しく解説していきます!
共通点①:収納量と「持っている靴の数・種類」が合っていない
玄関が散らかる最も大きな原因は、シンプルに「靴をしまう場所が足りていない」ことです。
建売住宅や賃貸アパートでよくある、壁に備え付けられた「標準的な箱型の靴箱(シューズボックス)」。一見するとたくさん入りそうに見えますが、いざ生活を始めてみるとあっという間にパンパンになってしまった経験はありませんか?
家族の成長とともに靴は「増えて、かさばる」
靴の収納計画で失敗しやすいのは、ご夫婦お二人の時の靴の量でスペースを計算してしまうことです。
お子様が生まれると、小さくて可愛い靴だけでなく、泥だらけの長靴、サッカーのスパイクなどのスポーツシューズが爆発的に増えていきます。
さらに、奥様のロングブーツや、ご主人の場所を取るアウトドアブーツなど、靴は「形も高さもバラバラ」です。
固定された棚板の靴箱では、デッドスペース(無駄な空間)がたくさん生まれてしまい、結果的に入りきらなくなった靴がたたき(土間)にズラーッと並びっぱなしになる……という現象が起きてしまうのです。
【解決策】高さを変えられる「シューズインクローゼット(SIC)」
注文住宅で玄関を設計するなら、靴箱の代わりに、土間からそのまま歩いて入れる「シューズインクローゼット(SIC)」を作るのが圧倒的におすすめです!
SICの棚板は、1センチ単位で高さを自由に変えられる「可動棚」にしておくのが鉄則。
これなら、夏はサンダルに合わせて棚の幅を狭くして収納量を最大化し、冬はロングブーツに合わせて棚を広く取るなど、季節やライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

共通点②:「外で使うアイテム」の定位置(帰る場所)がない
玄関に散らかっているのは、本当に「靴」だけでしょうか? よく観察してみると、傘、お子様の外遊びのおもちゃ(砂場セットやキックボード)、ベビーカー、ゴルフバッグ、さらには花粉やウイルスが気になるアウター(コート類)など、「家の中には持ち込みたくないけれど、外に置きっぱなしにもできないモノ」で溢れかえっていませんか?
これらの「外で使うアイテム」にきちんとした定位置(帰る場所)が作られていないことが、玄関がごちゃついて見える2つ目の大きな共通点です。
モノの住所が決まっていないと、床に置くしかない
人間の心理として、収納する場所が決まっていないモノは、とりあえず「空いている床」に置いてしまいます。
濡れたレインコートをとりあえず玄関のドアノブに引っかけたり、届いた宅配便の段ボールを上がり框(あがりかまち:靴を脱ぐ段差の部分)にドンと置いたり。
これが積み重なることで、足の踏み場もない散らかった玄関が完成してしまうのです。
【解決策】何でも飲み込む「土間収納」と「コート掛け」
この問題を解決するには、靴とは別に「外で使うモノ専用の収納スペース(土間収納)」を確保することが重要です。
ベビーカーやゴルフバッグをそのまま転がして収納できる広めのスペースを作り、壁には傘やほうきを引っ掛けるバー(パイプ)を設置します。
さらに、玄関のすぐ近くにアウターを掛けられる「ハンガーパイプ」を設けておけば、花粉や土埃のついたコートをリビングに持ち込まずに済みます。
虫除けスプレーや日焼け止め、お出かけ用のマスクを置いておく小さな棚を作ると、朝の準備も劇的にスムーズになりますよ!

共通点③:動線が複雑で、片付けるのが「面倒」になっている
3つ目の共通点は、少し意外かもしれませんが「収納の場所はあっても、そこに行くまでの動線(動き)が複雑すぎる」というケースです。
例えば、立派なシューズインクローゼット(SIC)を作ったとします。
しかし、SICの中に靴をしまうためには、「一度靴を脱いで、重い引き戸を開けて、奥まで歩いて行き、靴を棚に置いて、また引き戸を閉める」という複数のアクションが必要な設計になっていたとしたらどうでしょうか。
「2歩以上」の移動や「扉の開け閉め」は片付けの敵
人間は(特にお子様や、疲れて帰ってきた時の大人は)、片付けのアクションが多ければ多いほど「面倒くさい」と感じてしまいます。
扉を開ける、しゃがむ、奥まで歩く……。
こういったほんの少しの手間がハードルとなり、「あとで片付けよう」と玄関に靴を脱ぎっぱなしにしてしまう最大の原因になるのです。
【解決策】家族とお客様を分ける「2WAY動線(ファミリー玄関)」
いつでも自然に片付く玄関の究極の形が、動線を2つに分ける「2WAY動線(通称:ファミリー玄関)」です。
- お客様用の動線: 玄関ドアを開けて真正面。靴箱などは置かず、お花や絵を飾れるようなスッキリと美しい空間にして、そのままリビングへ。
- 家族用の動線: 玄関を入って横のアーチをくぐると、大容量のシューズインクローゼットへ。そこで靴を脱ぎ、コートを掛け、カバンを置いて、そのまま洗面所(手洗い)へ直行できる裏ルート。
この設計なら、家族用のスペースは扉のない「オープン収納」でOK。
脱いだ靴をヒョイッと棚に置くだけの「1アクション」で片付けが完了します。
万が一、家族用のスペースが少し散らかっていても、リビングに続くお客様用のメイン玄関からは死角になって見えないため、急な来客があっても慌てる必要がありません。
「ズボラな人ほど、動線と仕組みで解決する」のが、玄関づくりの大正解なのです。

福山市で、毎日が気持ちいい「スッキリ玄関」をつくるなら
玄関が散らかる家の3つの共通点、いかがでしたでしょうか。
- 靴の収納量が合っていない
- 外で使うアイテムの定位置がない
- 片付けの動線が面倒になっている
玄関は、そのお家の「暮らしやすさ」をギュッと凝縮したような場所です。
「とにかく広くすればいい」「大きな収納を作ればいい」というわけではなく、ご家族がどんな靴を何足持っていて、お休みの日はどんな外遊びをして、帰宅後はどんな順番で手を洗ってリビングに向かうのか。
そういった「リアルな日常の動き」を細かくシミュレーションして間取りを作ることが、後悔しない玄関づくりの一番の秘訣です。
福山市のスリーピースホームでは、お客様のライフスタイルを丁寧にお伺いし、デザインの美しさと圧倒的な片付けやすさが両立する、理想の玄関プランを設計士がご提案いたします。
「自転車をそのまま室内に持ち込めるような広い土間が欲しい!」「手洗いうがいの習慣が自然に身につく動線にしたい」など、どんなご要望でも大歓迎です。
「片付けなさい!」と怒らなくても、家族みんなが自然と片付け上手になれる。
そんな魔法のような心地よい家づくりを、ぜひ私たちスリーピースホームと一緒に叶えませんか?
どんな小さな疑問でも、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。








