相続には適切な手続きが必要!特に重要な相続の手続き3選!

皆さん、こんにちは!!今日は相続についてお話したいと思います。

相続が発生したら、誰が亡くなった人の財産・債務を受け継いでいくのかを相続人同士で話し合ったり、その結果に基づいて亡くなった人から相続する人に名義を書き換えるなどの手続きをしなければなりません。

相続は避けられない事象であり、適切な手続きが必要です。様々な手続きが必要ですが、今回は主な3つを記載させて頂きます。

①遺産分割

遺産分割とは、故人の財産を相続人間で分ける手続きです。まず、相続人全員が遺産分割について合意する必要があります。遺言がある場合は、その内容に従い分割しますが、遺言がない場合は相続人全員で協議して分割方法を決めます。

この話し合いを「遺産分割協議」といいます。そして、その話し合いの結果を書面にしたものを「遺産分割協議書」といいます。

遺産分割協議では、故人の財産(預金、不動産、株式など)の全体像を把握し、それぞれの財産の価値を評価します。相続人各自の相続分を考慮し、誰がどの財産を相続するかを決定します。遺産分割が円滑に進むためには、相続人間のコミュニケーションが重要であり、時には専門家(弁護士や税理士など)の助言を求めることもあります。

分割方法が決まったら、遺産分割協議書を作成し、全員が署名・捺印します。この協議書は法的な効力を持ち、後のトラブルを防ぐためにも重要です。

②金融機関などの手続き

相続があった場合、故人名義の銀行口座や証券口座などに関する手続きが必要です。まず、相続人が金融機関に死亡証明書や戸籍謄本などの必要書類を提出し、相続の事実を通知します。

金融機関は、提出された書類を基に相続人を確認し、故人名義の口座を凍結します。その後、遺産分割協議書に基づいて、相続人に資産を分配する手続きを行います。この際、相続税の申告が必要な場合もあり、税金の支払いを考慮する必要があります。

また、金融資産の中には、保険金や年金など、特定の受取人が指定されているものもあります。これらは遺産分割の対象外となることが多いので、別途、関連機関に手続きを行う必要があります。

③不動産の相続登記

不動産の相続登記は、故人名義の不動産を相続人の名義に変更する手続きです。これは法的義務ではありませんが、不動産の権利関係を明確にするために重要です。

まず、遺産分割協議によって、どの相続人がどの不動産を相続するかを決定します。その後、相続登記をするためには、相続人全員の同意が必要となります。登記には、相続人の戸籍謄本、故人の死亡証明書、遺産分割協議書などの書類が必要です。

この手続きは複雑で専門的な知識が必要なため、多くの場合、司法書士に依頼します。司法書士は、必要な書類の準備から登記申請までを代行し、手続きをスムーズに進めてくれます。

相続登記が完了すると、不動産の所有権が正式に移転し、今後の売却や賃貸などの取引が容易になります。

以上が相続があった場合に必要な主な手続きの概要となります。各手続きにはそれぞれの複雑さや法的な要件があるため、不明点があれば専門家に相談することをお勧めします。

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