朝起きて一番に向かう場所であり、夜眠る前にホッと一息つきながら歯を磨く場所。
それが洗面所です。
最近の家づくりでは、洗面所はただ顔を洗うだけの場所ではなくなりました。
「ランドリールームと兼用にして室内干しをしたい」「座ってゆっくりお化粧ができるメイクスペースを作りたい」など、ご家族のライフスタイルに合わせて様々な使い方ができる、とても大切な空間になっています。
だからこそ、間取りのお打ち合わせの中で意外とお客様が頭を悩ませるのが「洗面台の高さ」なんです。
こんにちは!福山市でデザイン性と暮らしやすさにこだわった注文住宅を手がけているスリーピースホームです。
カタログを見たり、ショールームに行ったりすると、「洗面台の高さはどうされますか?」と聞かれることがあります。
「えっ、洗面台の高さって選べるの?」と驚かれる方も多いのですが、実はこの「高さ選び」が、毎日の暮らしの快適さを大きく左右する重要ポイントなのです。
今回は、日々のちょっとしたストレス(腰の痛みやお掃除の手間など)をなくすための「洗面台の高さの選び方」について、プロの目線から分かりやすく、そして詳しくお話ししていきますね。

1. 洗面台の高さは「80cm」と「85cm」が今の主流です
ひと昔前、ご実家などで使われていた洗面台の多くは「75cm」という少し低めのサイズが一般的でした。
しかし、時代とともに日本人の平均身長が高くなってきたこともあり、現在の住宅設備メーカーの標準サイズは「80cm」へと変化しています。
そしてここ数年、さらに人気を集めているのが、標準よりも少し高めに設定された「85cm」の洗面台です。
「たった5cmの違いでしょ?」と思われるかもしれませんが、毎日朝晩、何十年と使い続ける場所において、この5cmの差は想像以上に大きな違いを生み出します。
あなたにぴったりの高さは?計算式でチェック!
キッチンと同じように、洗面台にも「自分にとって使いやすい高さ」を導き出すための簡単な計算式があります。
【 使いやすい洗面台の高さ = 身長 ÷ 2 】
- 身長150cmの方 ⇒ 150 ÷ 2 = 75cm
- 身長160cmの方 ⇒ 160 ÷ 2 = 80cm
- 身長170cmの方 ⇒ 170 ÷ 2 = 85cm
- 身長180cmの方 ⇒ 180 ÷ 2 = 90cm
まずはご自身の身長、そして一緒に暮らすご家族の身長をこの計算式に当てはめてみてください。
なんとなく、ご自宅にぴったりの高さのイメージが湧いてきましたか?
2. 【徹底比較①】「腰への負担」はどう違う?
洗面台を使うとき、一番ツラいと感じるのはどんな姿勢でしょうか。
多くの方が「顔を洗うときの前かがみの姿勢」と答えます。
この前かがみの角度が深ければ深いほど、腰にはズシリと負担がかかってしまいます。
標準の「80cm」を選んだ場合
身長が155cm〜165cmくらいの方であれば、80cmの洗面台でも無理なくスムーズに顔を洗うことができます。
しかし、背の高いご主人(175cm以上など)がこの高さを使うとどうなるでしょうか。
ボウル(水受け)の位置が下すぎるため、腰を深く「くの字」に曲げなければなりません。
「毎朝の洗顔で腰がピキッとなる」「長く歯磨きをしていると腰が痛くなってくる」と感じる原因は、実はここにあるのです。
高めの「85cm」を選んだ場合
背の高い方でも、少し首と腰を曲げるだけで自然にボウルに顔が届きます。
また、洗面台の役割は顔を洗うだけではありませんよね。
お子様が部活で汚してきた泥だらけの靴下をゴシゴシ手洗いしたり、Yシャツの襟元をつけ置き洗いしたりと、「洗面台に寄りかかって作業をする時間」は意外と長いものです。
そんな時、85cmの高さがあれば、前かがみになりすぎずラクな姿勢で作業ができるため、腰痛持ちの方や家事の負担を減らしたい方には、85cmが圧倒的におすすめです!

3. 【徹底比較②】「水ハネのしやすさ・お掃除」はどう違う?
「気をつけているつもりなのに、洗面台の周りや床がいつもビショビショになってしまう…」とお悩みの方はいませんか?
実はそれ、あなたの洗い方が雑なわけではなく、単に「洗面台の高さが合っていないこと」が原因かもしれません。
標準の「80cm」を選んだ場合
背の高い方が低い洗面台を使うと、顔とボウルの距離が物理的に遠くなってしまいます。
手ですくった水を顔に運ぶまでの距離が長いということは、その分、手からこぼれ落ちた水が広範囲に飛び散りやすくなるということです。
また、腕の角度が下向きになりやすいため、洗顔中にお湯がひじを伝ってツーッと流れ、そのまま床にポタポタと落ちてしまう……という現象も起きやすくなります。
高めの「85cm」を選んだ場合
ボウルの位置が高くなるため、顔とボウルの距離がグッと近くなります。
その結果、水が周りに飛び散るのを最小限に抑えることができます。
「水ハネが減る」ということは、鏡の汚れやカウンターの水垢、床の拭き掃除の手間が劇的に減るということです。
毎日のお掃除を少しでもラクにして、いつもピカピカの洗面所を保ちたい!という方には、高めの設定が大きなメリットになりますよ。
4. 【プロの視点】家族で身長差があるときはどう決める?
ここでよくご相談いただくのが、「主人は175cmだけど、私は150cmちょっと。一体どちらの身長に合わせて高さを決めればいいの?」というお悩みです。
ご夫婦で身長差が20cm以上あるご家庭も珍しくありませんよね。
スリーピースホームでは、そんなときは迷わず「背の高い方(または腰痛が気になる方)に合わせる」ことをおすすめしています。
「えっ、背の低い私は使いにくくならない?」と不安に思われるかもしれませんが、ご安心ください。
背の低い方は、少し腕を高く上げたり、厚手のスリッパを履いたり、あるいはステップ(踏み台)を使うことで、高さを自分に合わせて「カバーする」ことができます。
しかし逆に、背の高い方が低い洗面台を使う場合、ご自身の足を短くしたり小さく縮んだりすることはできません。
無理な姿勢を強いられ続けることになり、毎日の苦痛になりやすいからです。
小さなお子様への配慮
「子どもがまだ小さくて手が届かないから、低めの80cmにしておこうかな…」と考える親御さんもいらっしゃいます。
その親心、とてもよく分かります! ですが、お子様が踏み台を必要とする期間は、長い人生の中で見ればほんの数年です。
あっという間に背が伸びて大人と同じように使えるようになります。
一生暮らす家の設備を、数年間のサイズに合わせてしまうのは少しもったいないですよね。
洗面台の下にサッとしまえるオシャレな木製のステップなどを一つ用意しておけば、85cmの高さでもお子様はニコニコと手洗いうがいをしてくれますよ。

5. 造作洗面台なら、ミリ単位のこだわりも叶います
ここまでメーカーのシステム洗面台を基準に「80cm」と「85cm」のお話をしてきましたが、注文住宅ならではの選択肢として「造作(ぞうさく)洗面台」という方法もあります。
造作洗面台とは、大工さんや家具職人さんが木材やタイルを使って、一からオリジナルの洗面台を作り上げるスタイルのこと。
「木の温もりが感じられるカフェのような洗面所にしたい」
「大きな一枚鏡を壁一面に貼りたい」
といったデザインの自由度はもちろんですが、造作洗面台の最大の強みは「高さを数センチ単位で自由に決められること」です。
「80cmだと低いけど、85cmだと少し高い気がするから、我が家は間をとって『83cm』にしたい!」
そんな細やかなご要望にお応えできるのも、自由設計の注文住宅だからこそできることなのです。
福山市での心地よい家づくりなら、スリーピースホームへ
毎日必ず使う洗面台。洗練されたおしゃれなデザインにこだわるのはもちろん、「朝の身支度がスムーズにできる」「お掃除がサッと終わる」「腰が痛くならない」といった、リアルな使い心地にもしっかりとこだわりたいですよね。
福山市のスリーピースホームでは、最新の機能的なシステム洗面台から、世界に一つだけの造作洗面台まで、お客様のライフスタイルやご家族の身長に合わせた最適なプランを、専属の設計士がプロの目線でご提案します。
「こんな細かいことを聞いてもいいのかな?」「何から考え始めればいいか分からない」と思うような小さな疑問でも大歓迎です!
デザインの美しさと、毎日の暮らしやすさが両立する「あなただけの理想の住まい」を、私たちと一緒にカタチにしていきませんか?
家づくりのご相談は、ぜひお気軽にスリーピースホームまでお問い合わせくださいね。








